女医・優　〜青空クリニック〜　＜1、2話＞

　藤井優は大学病院の内科医師。七歳のときに母を亡くし、どんな病気でも治せる医者になりたい、とこの道に進んだのだが、医療現場で四年間働くうちに、現実的で割り切った考え方をするようになる。その日も、担当患者が亡くなった直後に新婚旅行の打ち合わせをして、同僚の医師や看護師たちから冷ややかな目で見られる。
　そんな中、優の恩師で僻地（へきち）医療に携わる敏江が、大学病院に検査入院にくる。同室は植物状態の十二歳の少女・あおいだった。
　優はまた、夫を亡くしたより子から病院側のミスではないかと指摘されていた。ある日、弁護士・田島と助手の智也が、大学病院の島村内科部長を訪ねてくる。智也は優の婚約者で、弁護士事務所で働く司法浪人中の弁護士の卵だった。医療ミスを訴えるより子の対策について、島村内科部長は田島に相談を持ちかける。
　優は植物状態のあおいの母からおざなりな診察態度を非難される。あおいは意識を回復する見込みがない、と決めつける優に対して、「奇跡は起こる」と語りかける敏江。
　その敏江が吐血。病状はかなり深刻だった。優は先輩医師・いずみから、敏江が大学病院へ来た訳を知らされ、動揺する。その夜、優は敏江から自分が生まれたときの話を聞かされる。優の心に変化が現れ、優は医者になりたいと思ったときの純粋な気持ちを思い出す。

昼ドラってドロドロしたのが多くてあんまり好きじゃないんですが、たまに好きな作品があるんですっ！
今回は、大学病院で働く医者、ということで「白い巨塔」を思い出したんですが、敏江（岸田今日子）の影響で優（木内晶子）は僻地へ行くみたいなので、「Dr.コトー」も入ってるかも・・・。
でも、1、2話を見る限りなかなかよくできたドラマだと思います。優のお母さんが死んじゃう回想シーンなんか感動的でした。